MENU

デンドロビウムの花芽がつかない原因は?高芽との違いや花分化もわかりやすく解説

デンドロビウムは、洋ランで花色が艶やかな植物。ランの中では育てやすく、とても人気がありますよね。

高芽がつきやすいデンドロビウムですが、高芽はつくものの花芽がつかないと悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

花芽がつかないと、花も咲いてくれないので少し寂しいですよね。

そこで今回は、デンドロビウムの花芽がつかない原因と対処法について、また高芽のとの違いや花分化についてご紹介していきます。

目次

デンドロビウムの花芽がつかない原因は

デンドロビウムの花芽がつかない理由は、いくつか考えられます。

まずは、秋の低温にしっかり当たらなかったことが原因になる場合です。

冬は室内に入れて管理をしなくてはいけないデンドロビウムですが、秋の寒さにしっかりと当ててからでないと、花芽が付きにくくなってしまうのです。

15℃以下に2週間以上の環境に置くことが目安になります。開花させたい時期の1~2か月前に室内に取り込むといいですよ。

0℃近くになると細胞が破壊し死んでしまうので、注意しましょうね。

気温が6~8℃の日が10日ほど続くようになってから、室内に取り込みましょう。

どうしても花つきが悪い場合は、花芽分化(花分化)させることもできます。花分化については、あとで詳しくご紹介しますね。

前年、秋の低温に当てたのに花のつきが悪かったときには、低温に当てる時期に工夫を凝らしましょう。

秋に軒下で低温に当てるときに、株を横に倒して1~2ヶ月低温に当ててみてください。

そうすると、バルブの上から下まで花をつけるようになりますよ。

デンドロビウムの花芽がつかない原因には、デンドロビウムの花のつき方が原因になっているかもしれません。

デンドロビウム中でも昔の品種は、前年のバルブに花をつけるという特徴がありますが、一方で最近の品種は新芽に花をつけるようになっています。

購入後の新芽をしっかりと自分で育てないと、株元しか花が咲かないということになってしまいがち。

春から秋にかけて、新しいバルブをしっかりと育てるようにしましょうね。

デンドロビウムの株にがついていたり、病気になってしまっている、また病気は治ったのだけれど予後ができていないという場合も花芽が付きにくいことがあります。

虫がついていたり病気にかかっている場合は、薬剤などを使い対処するようにしましょう。そして、次の花の時期に期待しましょうね。

気温や日照時間などの環境が整っていない場合も、花芽が付きにくくなってしまいます。

株がしっかり育っていない、バルブがしっかり充実していないことも、花芽がつかない原因になりますよ。

すでに花が咲いたバブルからは、再び花が咲くことはないので注意してくださいね。

また、4~7月に固形肥料を置く場合は、8月以降は取り除く必要があります。肥料を遅くまで置いてしまうと、花芽になる予定だった芽が高芽になるケースもありますので、気をつけましょうね。

・秋の低温に当たらなかった

・株がしっかりと育っていない

・虫がついたり病気になっている

・環境が整っていない

・肥料を長く置きすぎてしまった

デンドロビウムの高芽と花芽の違い

デンドロビウムの高芽と花芽の違いを見ていきましょう。

まず、高芽とはどんなものなのでしょうか。

高芽とは、花になるはずだった芽が葉になってしまっていること。

通常、デンドロビウムの花芽は葉の付け根から出てきます。しかし、バルブが充実していなかったりなどの原因で、芽が葉に変わってしまうのです。

高芽になってしまう原因としては、次のことが考えられます。

・窒素分の多い肥料が多すぎた

・日照不足だった

・低温管理が不十分だった

・低温管理の後の管理が良くなかった

ただし、デンドロビウムは高芽ができやすいので、上記が理由ではないこともありますよ。

高芽はしばらく放っておくと白い根が出てきます。これを取って植え付けると、デンドロビウムの株を増やすことができますよ。

花芽はその名の通り、これから花が咲く芽のことを指しています。

花芽と高芽の見分け方としては、白い根が出ていたら100%高芽です。

毎日管理をしていると、少し形の違う芽が出てきたなと感じることがあるかもしれません。芽の下の方がぷっくりとしていて、先端が平たい場合も高芽だと思っていたほうが良いでしょう。

デンドロビウムの花分化って何?わかりやすく解説

先ほどちょっとだけ触れた花分化。ここで詳しく解説していきますね。

花分化とは、花になる芽を植物が作ること

自然に花芽を形成する場合がほとんどですが、デンドロビウムの場合は人工的に操作したほうが花のつきが良くなりますよ。

花分化の条件は以下の通りです。

・最低気温14℃以下

・延べ日数で20~25回

1回の時間は短時間でも大丈夫です。例えば、明け方の3時間ほど14℃に下がった場合なども1回とカウントします。

きちんと回数をカウントしてもいいのですが、気温が6~8℃ほどの日が10日ほど続くようになったら、室内に入れても大丈夫ですよ。

まとめ

デンドロビウムは、寒さに当てることで花のつきが良くなります。

0℃近くなると細胞が破壊されてしまうので、外に置きっぱなしで忘れないようにしましょうね。

低温管理をしても、バルブがしっかりと育っていないと花は咲かないので注意してくださいね。

あわせて読みたい
デンドロビウムの育て方!土がなくても大丈夫?失敗しない冬越しの方法も ポピュラーな洋ランの一種、デンドロビウム。比較的育てやすいデンドロビウムは、ラン初心者の方にもおすすめの品種です。 開花すると、艶やかな花の色が豪華でとても見...
あわせて読みたい
デンドロビウムの高芽とりや増やし方!古い茎処理の方法と肥料をやるタイミングも 着生ランのデンドロビウムは、元々、樹上の高さ1~2mの場所に根を広げる植物です。 洋ランの中でも丈夫な性質のため育てやすく、艶やかな花色が魅力のデンドロビウム。...
\世界とつながり/
\最高の生活を手に入れよう!/

関連コンテンツ



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次