最近では室内でグリーンを育てたり、環境に配慮される方も多く、キッチンでハーブを育てるのが趣味という、おしゃれなキッチンライフを楽しんでいる主婦の方も少なくないと思います。
自給自足も兼ねてハーブを取り入れつつ、エコをオシャレに楽しむのが、最近のブームにもなっていますよね。農薬が気になる方も、自分が育てるのであればその心配もなくて、安心かもしれません。
ハーブは環境にもなじみやすいですし、育てやすいですから、バジルでもお家で育ててみようかしら、なんて思った方は、ぜひ、ここからの記事を読んでみて下さいね。
バジルの室内での栽培方法、種まきの時期は?
バジルは元々インド、インドシナ原産のハーブで、ヨーロッパで広まったことから、ヨーロッパのイメージが強いですよね。
料理などにもよく登場します。ヨーロッパの料理では昔からよく使われることから馴染みのある調味料のひとつです。
バジルで作ったソースの、ジェノベーゼなどはバジルの料理でも有名で、イタリアン料理には外せない調味料かもしれません。私も大好きなソースのひとつです。
バジルにもいろんな種類があって、一般的なバジルとしてはスイートバジルが有名です。
レモンバジルなどは、魚料理と相性が良く、柑橘系の風味が豊かで、魚の独特の臭みを消してくれます。
バジルはシソ科の多年草で、日当たりが良く、適度な水分を好みます。
最近では観賞用でも人気のバジルですが、室内で育てるのにはなかなか虫とか大変じゃないの?と思われるかもしれません。
確かに、バジルは栄養分も豊富で、柔らかい葉っぱなので虫も好むと言われていますが、実は室内でも育てやすく、意外と簡単に素敵に育つんですよ。
植え付けの時期
バジルは、寒さと乾燥に弱いハーブです。苗を植える時期は、暖かい地域だと3月~4月、寒い地域などだと5月あたりからが良いとされています。
また、土の温度が20℃くらいになると発芽の時期だと言われていますので、春先に芽を出す植物なんですね。
種まき
バジルのようなシソ科の種子の場合の種まきのコツは、発芽をするためにしっかりと光に当ててあげるのがいいと言われています。
種まきをしたら、土を厚さがあるか無いかの微妙な分量で、うっすらと土をかけていくのが発芽率を上げるコツです。
土の中深くではだめなんですね。土をかけすぎてしまうと発芽しない恐れがありますよ。
水やり
水やりは、霧吹きなどが便利ですが、じょうろを使うぐらいのたっぷりとしたお水を含ませることが重要です。
種を蒔いた直後の水やりはたっぷりと上げるのがいいのですが、土の上に水がたまるほどあげてしまうと種が流れてしまうことがありますので、そのあたりを少し加減するといいかもしれません。
育てる環境
バジルは暖かい場所を好みますが、一日中直射日光の当たる場所だと、土が乾いてきて、土が硬くなってしまいます。
真夏の直射日光が当たるような場合には、室内に入れたり、シェードなどで半日陰を作ってあげたりすると良く育ちます。
プランターや鉢など、移動しやすい入れ物で育てると、気温の変化によってバジルの苗を丁度良い場所に簡単に移動することができるので便利かもしれません。
花が咲いたら、摘心をして収穫を増やす方法
バジルは収穫量を増やすために、摘心という増やし方があるのをご存じですか?
摘心とは、芽が伸びてきたところを摘み取ることでその枝を横に広げてあげる方法です。
バジルはそのままにしておくとみるみるうちに伸びてしまいます。摘心を行なうことで株の幅が出て、こんもりと茂った形に伸びていきます。
そのまま放っておくと、根や茎にばかり栄養がいくようになり、葉っぱに栄養分がいかず、摘めるはっぱの量も減ってしまいます。
高さをあまり出さないためにも、だいたい10枚くらい葉っぱがついてきたら、その葉っぱのついた幹の部分を切り取ります。
切り残された幹の部分はそのままにしておいても、葉っぱのの根元からまた新しい芽が出てきますので大丈夫です。
切ってしまった葉っぱは、料理に使ったりアロマに使ったりして活用して下さい。
バジルは強いので、この摘心で切り取った株からも、新しい苗を作ることができます。
水につけておくと、切り取られた茎の下の方から根が伸びてくるんですよ。驚きですね。
室内で簡単。水耕栽培も!
水耕栽培というのは聞いたことあるでしょうか。
水耕栽培とは、水と液体肥料でハーブなど植物を育てることを言うのですが、バジルは生命力の強い植物なので、実は簡単にお水と肥料で、室内で育てることができるんです。
室内で水耕栽培を行う時には、ちょっと可愛い瓶などがあるとインテリアとしても楽しめますよね。
もちろん、ペットボトルなどを切って使う方法やお野菜を買った時に入っている透明なプラスチックケースなどを使うと大きさも丁度よく、安価に行うことも可能です。
お水で栽培するメリットとして、土ではないので、虫がつきにくいという点ですね。
また、液体肥料があればいいだけなので、とてもコスパもいいと思いませんか?
毎日お水を入れ替えるので、キッチンの近くでも安心して育てることができますね。
種まきから水耕栽培を楽しむなら、スポンジを使うと便利です。スポンジに切り込みを入れて、たっぷりお水を含ませた容器にスポンジを入れ、切り込みに種を入れます。
日当たりのいい場所においておくと、芽が出てきますよ。
カイワレ大根を想像していただくと、分かりやすいかもしれません。
使いたいなぁと思った時に、目の前にハーブがある暮らしって、何だか素敵ですね。
アイデア次第で、お子様とも植物を育てる楽しみを味わうことができるかもしれません。
まとめ
いかがですか?気軽にバジルが育てられる水耕栽培。最近では、オシャレなグラスが安く手に入ったりしますよね。
水耕栽培のポイントは、温度と水の新鮮さと、日当たりと、肥料の適度さにかかっています。予想外に簡単にできるので、気軽に挑戦してみて下さいね。
シソ科の植物のバジルやミントは水耕植物がとっても簡単で初心者でもはじめやすいですね。
プランターや鉢植えなど土に植えた場合だと、しっかりした葉が茂りやすく、状態がよければ種の採取も可能です。
水耕栽培だと、室内なので虫が付かないメリットもありますし、柔らかく、食べやすい葉っぱが育ちやすいので、それぞれの特徴を活かして楽しんでみて下さいね。
皆さんも、ロハスなオシャレをはじめてみませんか。
バジルの害虫対策はこちら
バジルが虫食いに!害虫対策。室内だと冬越しできる?その方法も
ハーブの水耕栽培
コリアンダーの栽培方法!土づくりと害虫対策、室内でも簡単に育てるコツ!