グリーンインテリアのウンベラータ。生育がよく風水的にもいい意味合いのあることから人気な観葉植物です。
生長がはやいウンベラータは、上へ上へと良く伸びていきます。そのため、高さの調整や樹形を保つために、剪定をおこなわなくてはいけません。
美しく枝葉を広げるウンベラータるためにできる、植え替えの方法や剪定の方法、またウンベラータを増やす方法についてご紹介します。
フィカスウンベラータの植え替え時期に最適なのは?
ウンベラータは、生育が旺盛なため2~3年に一度は植え替えをするようにしましょう。また、挿し木からの植え替えは、挿し木を始めてから2ヶ月ほどを目安におこないます。
ウンベラータの鉢底から根が出ていたり、葉が落ちてきた、元気がなくなってきたときは植え替えの合図かもしれません。
植え替え適期の5~6月の暖かい日中に、おこなうようにしましょう。
ウンベラータの植え替えをするときには、鉢底ネット、鉢底石、観葉植物の培養土を準備しましょう。
まず、新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷きます。そこに、観葉植物の培養土を1/3ほど入れていきましょう。
ウンベラータを古い鉢から出し、根についている土を半分ほど落としましょう。根が傷つかないように優しく落としましょうね。
ウンベラータを新しい鉢の中心に置いたら、観葉植物の培養土を縁から2~3cmほどまで入れていきます。水を鉢底から出るくらいまでたっぷりと与えたら植え替えができあがりました。
植え替えの直後は、吸水状態が正常でなくストレスの高い状態です。肥料は与えず、葉の乾燥を防止するため、水やりを多めにおこないましょう。
しっかりと根付くまでは、暖かい日陰で管理しましょうね。
ウンベラータを剪定する方法
ウンベラータは放っておくと上へ上へと生長していきます。そこで、剪定をうまくおこなうとさらに美しい樹形にすることができますよ。
剪定は、葉が多すぎるところを中心に整えていきましょう。古くて黄色い葉は取り除き、間延びしているところなど不要な部分をカットしていきます。
カットするときは、節の上でカットしましょう。
20~30cmの長さに切り、下の方の葉は落とすと挿し木にすることもできますよ。
どのような樹形にするのかイメージしながら剪定していきましょう。節の上でカットするとそこが枝分かれしていくので、枝が伸びて枝が分かれて…と繰り返されて伸びていきますよ。
剪定は、春から秋の生長期におこなうと新芽が出てきやすいので安心ですね。
ウンベラータの挿し木の時期や方法
ウンベラータは挿し木で簡単に増やすことができます。生長が速いため成功率も高いので、気軽に挑戦にしてみましょう。
挿し木に適した時期は?
挿し木は、春~夏におこなうのが良いでしょう。春~夏の時期はウンベラータの生長が著しく、葉が茂り丈が伸びやすいので失敗しにくくなります。
特に5~6月の気温が安定している時期におこなうのがおすすめです。
剪定から挿し木をして発根、植え込み、そして根付かせるまでずっと暖かい時期におこなうと成功率が上がります。
挿し木をする前に、剪定をするようにしましょう。剪定でカットした枝で挿し木をすると、効率よくおこなえますよ。
寒い冬の時期などに挿し木をしても失敗してしまうので、暖かい時期におこないましょうね。
失敗しない挿し木の方法も
挿し木を失敗しないでおこなうポイントを見ていきましょう。
ウンベラータの挿し木の時期は、冬を避けておこないます。気温のある程度高い春~夏にしましょうね。日当たりの良い場所に置くことも大切です。
剪定から挿し木をし、発根、そして植えこんで根付かせるまでを暖かい時期に終わらせると、失敗しにくくなりますよ。
挿し木にするときの枝の切り口は、斜めに切り表面積を大きくしてあげましょう。表面積を大きくすると水を吸い上げやすくなりますよ。
また、切り口の部分の繊維をつぶさないようにしましょうね。切り口から出てくる乳白色の汁は、触ると肌荒れやかぶれを起こす場合もあります。手袋などを使い、水できれいに洗い流しましょう。
ウンベラータを挿し木にし、土に植え付けるときにはたっぷりと水を与えましょう。受け皿にたまった水は、根腐れを起こしてしまうので捨てましょうね。
水挿しで発根させるためには、水にメネデール希釈液を混ぜると発根しやすくなりますよ。水は毎日交換してきれいな状態を保ちます。容器もすすぎきれいにしておきましょうね。
全体的に発根したら、土に植えて明るい日陰で管理しましょう。毎日水やりを忘れずおこないます。
まとめ
ウンベラータは暖かい時期に植え替えをし、根付かせるようにすると失敗せずにできますよ。
剪定は節の上で切るということを忘れない様にしながらおこなっていきましょう。
挿し木も以外と簡単にでき、増やすことができるので悩んでいる場合は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ウンベラータを増やし、ハート形の葉をたくさん楽しめますように。