最近ではハーブをお料理に使う方が増えてきている気がします。
ハーブも最近では種類も豊富で香辛料として使ったり、お茶にしていただいたり、アロマの効果として香りを楽しんだり、ハーブがいろいろな用途で使われる機会が増えて来ました。
今回はそんなハーブの中でもいろいろな用途で使われるタイムの使い方についてご紹介していきたいと思います。
タイムの使い方、ドライとフレッシュの違いも
スーパーでも良く見かけるようになったタイム。
タイムにはドライとフレッシュがありますが、それぞれに使い方を工夫して楽しんでみるといいかもしれません。
ドライハーブとフレッシュハーブの選び方のポイントなどをご紹介していきましょう。
ドライハーブを選ぶ時の7つのポイント
ハーブの有効成分を求める場合はドライハーブがおすすめです。
ご自身で家庭菜園をされる場合は意識されなくても大丈夫ですが、ドライハーブにはいくつか選ぶ時の基準があります。
ここでは、選ぶポイントを7つに絞ってみました。
- 食用のものであるかどうか。ポプリ用のものではないか。
- 製造年月日(輸入年月日)消費期限などの記載を注意しましょう。
- パッケージが脱酸素加工されているもの、乾燥剤が入っているものを選ぶ。
- テイーバックなど場合、アルミ加工の方が鮮度が保つことができます。
- 一度にまとめ買いをするより、こまめに買った方が鮮度を保つことができます。
- 原産国によって香りの強度や品質が異なったりします。
- 使用部位によって効能が変わってきますので注意が必要です。
フレッシュだと、ハーブのどの部分、花の部分か、葉っぱの部分か、もしくは茎だとか、木の皮だったり、そういう部位が分かりやすいですが、ドライハーブになって、しかもティーようになっていたら、見た目ではどこの部分か分かりませんよね。
ハーブによっては部位によって効能が違うものもなるので、よく理解しておくのがいいかもしれません。
また、ドライだから長期保存が大丈夫とはいえ、安心しきっていても要注意です。消費期限は必ずチェックしましょう。
ハーブは植物ですので、土壌によって品質が変化するのは当然ですね。原産国によって、香りが異なる場合もありますので、注意が必要です。
では、フレッシュハーブの時はどうなのでしょうか?次の項でご説明しますね。
フレッシュハーブを選ぶ時の4つのポイント
フレッシュハーブは半分が水分なので季節感を楽しむことと、入浴などでアロマテラピーを楽しむ時などにはフレッシュハーブが気分を盛り上げてくれます。
フレッシュハーブを選ぶポイントは次の通りです。
- 家庭菜園から選ぶ場合は、若くて柔らかい芽を選ぶ。
- 苗が20㎝以上になってきたら収穫時期の目安。
- スーパーで選ぶ時は、見た感じで新鮮に見えるものを選ぶ。
- 色が濃いもの、葉がしっかりしているものを選ぶ。
フレッシュハーブを選ぶ時は、野菜を思い描いていただくと分ると思うのですが、やはり新鮮で葉がしっかりしている物の方が、成分は多く含まれていると思いますね。
自宅のハーブを収穫する場合は、苗がある程度大きく育ってからが収穫時です。
若くて柔らかい部分から収穫すると、そこからどんどん枝葉がでてきて、大きな株に育てることもできますね。
残ったハーブなどは水差しに挿しておくかビニールなどに密封して冷蔵庫に保管しておくのがおすすめです。
ハーブテイーなどに使う場合は一杯の目安は5枚から10枚が目安になりますね。
タイムの活用方法
古代エジプト人は香油として使い、古代ギリシャ人はお風呂に入れて寺院のお香に使ったと言います。
中世では殺菌、消毒作用から、疫病や厄除けとして携帯されたと言われています。
そんなタイムの活用方法などを今回はご紹介させていただきます。
お料理
鮭のタイムソテー
材料(2人分)
- 鮭のソテー
- 鮭 2切
- レンコン 約100g(薄切り)
- タイム 20g(一枝)
- ニンニク 一片
- オリーブオイル 大さじ1(レンコンソテー用)
- オリーブオイル 大さじ2(鮭のソテー用)
- 白ワイン 大さじ4
- 塩 コショウ 少々
- 小麦粉 大さじ4
- ソース
- パプリカ (パウダー)小さじ1/2
- レモン汁大さじ2
- レモンの薄切りを5㎜くらいを4枚
- オリーブオイル 大さじ2
作り方
- 鮭をさっとすすいで、ペーパータオルなどで水気を拭き取り、塩とコショウをまんべんなく振りかけ、小麦粉を両面にまぶす。
- 軽く熱したフライパンにオリーブオイルをひいて薄切りにしたレンコンをフライパンに並べ、中火でこんがり裏表焼き、塩コショウをまぶす。
- フライパンの油をさっと拭き取り、オリーブオイル大1をしいたら、薄切りにしたニンニクを入れる。
- ニンニクの香りがしてきて、きつね色にこんがり色づいてきたら、タイムを入れる。
- オイルにタイムの香りが移ったらニンニクとタイムを一旦取り出します。
- フライパンに鮭を入れ白ワインを振りかけてから、中火で蓋をして、焼き色がつくまで焼きます。
- 片面を焼いたらもう片面も焼く。
- 鮭を焼いている間にソテーのソースを作ります。パプリカ少々、レモン汁大さじ1、オリーブオイルを軽く混ぜます。
- お皿にソテーしたレンコンを並べ、その上に鮭を盛り、レモンを飾ります。
- ソースをかけたら完成です。
タイムのハチミツ
材 料
- タイム 容器に1杯分くらい
- ハチミツ ガラスの容器に1杯くらい
作り方
- ジャムの空き瓶などを熱湯消毒し、熱湯をよく乾かしておく。
- タイムの葉だけをとり瓶の中に入れる。
- その中にハチミツをひたひたになるまで入れる。
- 保存は常温でも冷蔵庫でも可能です。
タイムの上手な保存方法も
フレッシュハーブをドライハーブにして保存する方法は収穫する場所によって異なります。
- 花の場合・・・咲きかけを摘むのがちょうどいい頃合いです。
- 葉っぱの場合・・・花が咲く直前がおすすめです。
- 根の場合・・・養分が蓄積されるので秋がおすすめです。
摘み取ったハーブをぱりぱりになるまで乾燥させます。
だいたい一週間が目安になります。
おすすめのハーブティーブレンド
タイムティーはハーブテイーの中でも殺菌作用に優れています。
殺菌成分の主な成分には『チモール』という成分が含有されています。
タイムティーは去痰成分も含有されているので、痰がが絡むような風邪の時にもおすすめです。
また、抗アレルギー作用にもあることから、アレルギーをお持ちの方には特におすすめです。
頭痛がひどいときや、うつ気味の症状の時などにも使われるのがタイムティですが、タイムティーはシングルよりもほかのハーブとのブレンドティーがおすすめです。
辛み成分が強いことからマイルドなカモミールや、すっきりとしたレモンバームやミントと一緒に他のハーブとブレンドして飲むのがおすすめです。
まとめ
タイムはすがすがしい香りですが独特の辛み成分が刺激になったりもします。仲のいいミントやレモン系などだとハーモニーができるのでおすすめなんですね。
最近では、手作りでハーブのオーガニック化粧品やバスソルトなども手作りされる方も増えてきましたよね。
ハーブを使って是非生活に彩りを加えてみるのも素敵ですね。
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