シークワーサーって聞いたことあるけど、どんなものなのか、その保存方法と、冷蔵庫や冷凍もできるのか、あるいは加工して保存期間などもご紹介していきます。
シークワーサーは沖縄県を中心に栽培される爽やかな酸味が特徴的な柑橘類です。
カボスやゆず・レモンなどいろんな柑橘類がありますが、シークワーサーもそんな柑橘類のひとつになります。
国内では主に沖縄県北部の大宜味村、本部町、名護市で生産されていて、旬は8月から9月頃の青切りと、10月から2月頃の完熟の2回あります。
現在、日本のスーパーなどで手に入るシークワーサーは、ほぼ100%が沖縄県産と言われています。
シークワーサーの果実をスーパーで見つけることも少ないのですが、やはり生のシークワーサーの果実が手に入ると、大切に楽しみたいですよね。
シークワーサーの保存方法についてお伝えしていきます。
シークワーサーとは?
シークワーサーは、沖縄や鹿児島などで栽培される柑橘系の果物で、独特の酸味と爽やかな香りが特徴です。
特に、ビタミンCやクエン酸が豊富で、健康効果が高い果物として注目されています。
主な生産地は沖縄県で、豊かな自然環境のもとで育ち、品質の良いシークワーサーが生産されています。
旬の時期は、夏から秋にかけてが一般的です。
鮮度が良いシークワーサーを選び、適切な方法で保存することが大切です。
シークワーサーの果実の保存方法!常温や冷蔵・冷凍保存で期間はどれくらい?
では次に、シークワーサーの保存方法です。
常温で保存する場合と、冷蔵庫や冷凍保存する方法について詳しくお伝えします。
常温保存
シークワーサーは、他の柑橘類と同じように、短期間なら常温で保存可能です。
ただし、高温多湿の環境は避け、風通しの良い場所を選ぶことが重要です。
- 保存期間:約1週間
- 保存場所の選び方:直射日光を避け、涼しい場所
保存期間は一般的に約1週間ですが、暑い季節や湿度が高い場合は、痛みやすくなるため注意が必要です。
もし果皮に傷がある場合は、カビが生えやすくなるので、早めに使い切ることをおすすめします。
冷蔵保存
冷蔵庫で保存することで、シークワーサーの鮮度を長く保つことができます。
湿度の高い環境で冷やすと風味が落ちにくく、香りを保ったまま保存できます。
- 保存期間:約2週間
- 保存方法:冷蔵庫の野菜室で保存
- 注意点:乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れる
冷蔵保存では、ポリ袋やラップに包んで湿度を保つようにしましょう。
乾燥を防ぐことで、果実の水分が保たれ、酸味や風味が失われにくくなります。
冷凍保存
シークワーサーは冷凍保存も可能で、長期保存をしたい場合に便利です。
果汁を絞って冷凍するか、カットして保存する方法があります。
- 保存期間:約3ヶ月~6ヶ月
- 保存方法:カットして密閉容器に入れて冷凍
- 解凍方法:自然解凍か冷蔵庫で解凍
冷凍保存する際は、カットしたシークワーサーを一つずつラップで包むと使いやすくなります。
解凍は自然解凍か冷蔵庫で行い、必要な分だけを使えるため便利です。
シークワーサーの果汁を加工して保存!果汁をジャムやドレッシングにも
シークワーサーの果実をそのまま保存するのには期間が短くなってしまい、限界がありますが、果汁を絞ったり、加工をして保存すると、保存期間を長くすることもできます。
果汁の保存方法
シークワーサーの果汁は、鮮度が良いうちに絞って保存すると長持ちします。
冷蔵や冷凍で保存する方法があり、料理や飲み物に使いたい時に便利です。
- 絞り方:果汁が飛び散らないように絞る
- 保存方法:冷凍庫で氷のように保存
- 保存期間:冷凍で約1ヶ月
果実を半分に切り、果汁が周囲に飛び散らないように注意しながら絞ります。
その際、種が沢山ついている場合がありますので、茶こしやこし機等で果汁をこすことで、種や渋皮などが果汁に混ざるのを防止することができます。
冷凍保存する際には、製氷皿を使って小分けにしておくと、使いやすくなります。
解凍後も風味がしっかりと残るので、お料理のアクセントとしてもいいですね。
ジャムやシロップで保存する
ジャムやシロップにして加工して保存すると、火を通したり、油と混ぜることによって更に保存期間を長くすることができます。
シークワーサーを使ったジャムやシロップは、甘みと酸味のバランスが良く、さまざまな料理に活用できるので、沢山シークワーサーが手に入ったときには、一度試して見るといいですね。
保存もきくため、長期間楽しむことができます。
- 材料と手順:シークワーサー果汁、砂糖を加熱
- 保存方法:冷蔵庫で密封保存
- 保存期間:冷蔵で約2週間
保存用の密閉容器に入れて冷蔵保存することで、約2週間程度の保存が可能です。
お好みの甘さでアレンジができるため、自家製ジャムやシロップで幅広く楽しんでみてください。
シークワーサーのジャムの作り方
シークワーサーのジャムのレシピはきっと沢山あると思いますが、お好みの分量で作ってみてください。
ここでは、一例としてレシピを上げておきますね。
砂糖の分量は、お好みで調整してください。
材料(約2人分)
- シークワーサー: 6個(約100g)
- グラニュー糖: 60g
- 水: 50cc
作り方
- シークワーサーの準備: シークワーサーを横半分に切り、果汁を絞ります。種を取り除きます。
- 薄皮の処理: 絞った果実をさらに半分に切り、皮を剥がして薄皮を粗く刻みます。
- 煮る: 果汁と刻んだ薄皮、グラニュー糖、水を鍋に入れ、とろ火で煮詰めます。薄皮が柔らかくなり、煮汁にとろみが出るまで煮続けます。
- 仕上げ: 煮汁が少なくなったら水を足しながら調整し、好みのとろみになるまで煮詰めたら火から下ろします。
- 保存: ココットなどの容器に移し、冷ましてから保存します。
ポイント
- 薄皮を柔らかくするために水を加えていますが、水なしでも果汁だけで作ることも可能です。
- シークワーサーの皮は、マーマレードや砂糖漬けとして利用することで無駄なく使えます。
このジャムは、トーストやヨーグルトに合わせると美味しく楽しめます。ぜひ試してみてください!
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シークワーサーのドレッシングの作り方
シークワーサーを使ったドレッシングは、爽やかな酸味が特徴で、サラダや海鮮料理にぴったりです。以下に、シークワーサードレッシングの簡単なレシピを紹介します。
材料(2人前)
- シークワーサー果汁: 50g(約2個)
- しょうゆ: 小さじ1
- 塩: ふたつまみ
- 黒こしょう: 少々
- エクストラバージンオリーブオイル: 大さじ2
作り方
- シークワーサーの準備: シークワーサーを半分に切り、果汁を絞ります。
- 混ぜる: ボウルに絞った果汁、しょうゆ、塩、黒こしょうを入れ、よく混ぜ合わせます。
- オイルを加える: エクストラバージンオリーブオイルを少しずつ加えながら混ぜ、全体がなじんだら完成です。
簡単なので、我が家ではなんども作っています。
作りたてが新鮮で一番おいしいですが、2~3日でしたら作り置きも冷蔵庫でできます。
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まとめ
- 常温保存:風通しの良い場所で約1週間
- 冷蔵保存:野菜室で湿度を保ち約2週間
- 冷凍保存:カットして密閉し約3ヶ月保存可能
- 果汁やジャムとして保存:冷凍で1ヶ月、冷蔵で2週間
シークワーサーは、健康効果が高い果物として知られており、保存方法を工夫することで長期間楽しむことができます。適切な方法で保存し、料理やドリンクに活用してみましょう。
シークワーサーを長持ちさせたいなら、用途に合わせた保存方法を取り入れてみてくださいね。料理のアクセントにも最適です。