グリーンインテリアや観葉植物の中でも不動の人気を誇るポトス。
ポトスは知名度が高く、観葉植物の中で流通が一番多いともいわれています。病害虫などにもかかりにくく丈夫で育てやすいため、初心者の方にも育てやすい観葉植物なんですよ。
今回は、そんなポトスの失敗しない育て方や冬越しの方法などについてご紹介していきます。ぜひ、この記事を読んでポトスを元気に長い期間、楽しむことができますように。
ポトスの失敗しない育て方
ポトスはとても生命力が強く育てやすい植物です。直射日光と寒さにさえ気を付けてあげれば失敗することなく育てることができますよ。では、もっと詳しく見ていきましょう。
ポトスを育てるときの用土は、市販の観葉植物用の土でいいでしょう。バランスが良く初心者の方でも使いやすくなっています。自分でブレンドして用土を作るという場合は、赤玉土:腐葉土:川砂を7:2:1の割合で混ぜるのがおすすめです。
水はけを良くするために、鉢底ネットと鉢底石を敷いてから用土を入れるようにしましょう。
植え付け、植え替えは5~7月におこないましょう。植え替えは1~2年に一度を目安におこないます。年数が経っていない場合でも、水の吸いが悪くなってきていたり、ポトスの根が鉢底から出てしまっているときには植え替えをおこないましょう。
植え付けや植え替えは晴れた日の午前中におこなうのがおすすめです。曇りや雨などの湿った日におこなってしまうと、余分な水分が土に入ってしまったりなどして病気の原因になってしまいます。
植え替えをするときは、土を乾燥させておくようにしましょう。黒ずんでいたり傷んでしまっている根は植え替えの前に切り落としておきましょう。
また、間延びしてしまい見栄えが悪くなっているときなどにおこなう剪定も、植え替えと同じように5~7月におこないましょう。
水やりは、土が乾燥して白っぽくなったらたっぷりとおこないましょう。手で土を触ってみて湿っていないことを確認してから水やりをおこなうと、水のあげすぎを防ぐことができますよ。
水やりをするときは鉢底からあふれるくらいまでしっかりとやり、受け皿に溜まった水はきちんと捨てるようにしましょう。受け皿に水があると、空気口をふさいでしまい病気や根腐れの原因になります。
ポトスの生長が盛んになる5月以降は毎日、そして冬は休眠期に入り水を吸収しにくいので、土が乾いて数日してから水やりをしましょう。目安としては7~10日に1回ほどです。支柱を使って育てている場合は、支柱にも水をかけるように与えましょう。
水やりと別に霧吹きを使い葉水をするのも忘れないようにしましょう。乾燥を防ぐだけではなく、害虫予防にもなりますよ。
耐陰性のあるポトスですが、暗い場所にずっと置いて管理していると間延びしてしまったり、葉の模様である斑がなくなったり葉の色が悪くなることもあります。
できるだけ室内の明るい場所で管理するようにしましょう。また、エアコンの直風に当たると乾燥しすぎてしまうので気を付けましょう。
明るい場所で管理するといいポトスですが、直射日光の当たる場所は避けましょう。葉が変色してしまったり、葉焼けを起こす原因になります。レースのカーテン越しの柔らかな光がおすすめですよ。
5~10月には2か月に1回、固形の緩効性肥料をあたえるといいですよ。また2週間に一度、液体タイプの肥料を水やりの代わりにおこなってもいいですよ。冬は生長が緩やかなため肥料は控えるようにしましょう。
ポトスはハイドロカルチャーでも育てることができます。ハイドロカルチャーで育てる場合は、過度な水やりに注意しましょう。水の量は、容器の5分の1程度が目安です。
屋外でも育つ?
ポトスは観葉植物ですが、春~秋は屋外で育てることもできます。
屋外で育てるときは、直射日光に当てると刺激が強すぎるので、30~50%の遮光をするようにしましょう。日陰において管理したり、100均でも売っている遮光ネットを使うといいですよ。
気温が高くなるほど葉焼けを起こしやすくなるので、40℃を超える場合には日陰にうつしておきましょう。
ポトスは寒さに弱いので、気温が15℃くらいになったら室内に入れるのをわすれないようにしましょう。
ポトスを屋外で管理する場合は、水やりは夕方から夜におこなうといいでしょう。午前中におこなうと、水が熱くなり煮えてしまい枯れてしまうこともあるので気を付けましょう。
冬越しの方法も
ポトスは暑さには強いのですが、寒さには弱い植物です。8℃くらいになると枯れてきてしまうので、15℃くらいになったら室内に入れるようにしましょう。
室内の窓際などの日当たりの良い場所で管理します。直射日光が当たらないように気を付けましょう。
水やりは乾燥気味におこない、時々葉水をおこない湿度を保つようにします。冬はポトスの生育が緩やかなため、肥料はあげないようにしましょう。
まとめ
ポトスの失敗しない育て方や冬越しの方法についてみてきましたが、いかがだったでしょうか。
直射日光に当てないことと、水やりの方法、寒ささえ気を付けていればポトスは失敗しにくい植物です。
気になる方はぜひポトスを育ててみるのも楽しいのではないでしょうか。