色とりどりな花を、永く楽しめるとして人気のあるハーバリウム。
見ているだけで癒されるような、爽やかできれいなフラワーインテリア雑貨ですよね。
誕生日のプレゼントや、母の日のギフトとしても人気の高いハーバリウムですが、購入後、または作成後、どのくらいの期間楽しめるのでしょうか。
永く楽しむためにできる保管方法や、ハーバリウムの基本情報についてご紹介していきます。
ハーバリウムとはどんなもの?
まず、ハーバリウムとはどんなものなのか、見ていきましょう。
ハーバリウムとは、植物標本という意味があります。元々は、研究のために植物を乾燥させた標本の集積のことを指しているんですよ。その中には、押し花なども含まれます。
現在では、観賞目的で作られたガラス瓶入りの植物標本も、ハーバリウムと呼ばれています。この形のハーバリウムが、近年人気のものですね。
ガラス瓶の中には、ブリザーブドフラワーやドライフラワーをいれて、専用のオイルに浸しています。
花をみずみずしい状態で観賞できる、新感覚のインテリアフラワー雑貨なんですね。
お手入れも不要で、1年以上キレイが持続するといわれています。生花ではないので、環境を問わず、どんな場所にでも飾れるのもいいですね。
光の反射によって、キラキラ揺らめく透明感も楽しめますよ。
また、ハーバリウムは材料さえあれば、ご自分で簡単に手作りすることもできるんですよ。
ハーバリウムの日持ちはどれくらい?消費期限はある?
ハーバリウムは、お手入れ不要で1年以上きれいな状態を保つ、といわれています。
使用されている花材や使用環境によって、日持ちは異なります。しかし大体、消費期限としては、約3ヶ月~1年以上とされています。
3ヶ月と1年というと、だいぶ差がありますが、3ヶ月でダメになることはほとんどありません。よほど過酷な環境で使用すると、3か月ほどでダメになるかもしれませんが…。
専用オイルに花材を浸すため、保存性に優れているんですね。
自分でハーバリウムを作る場合は、様々な種類があるオイルですが、シリコンオイルを使うと色落ちの可能性が低くなります。
シリコンオイルを使うと、長い期間日持ちしますよ。
流動パラフィンを使う場合も、高粘度のものがオススメです。
ただし、色褪せてしまったものも、アンティーク感があって素敵です。カビが生えたりしていなければ、急いで捨てる必要はありません。
どの程度でダメになったととらえるかは、人それぞれとも言えますね。
ハーバリウムを永く楽しむ保管方法も
ハーバリウムを永く楽しむには、どうすればいいのでしょうか。
まず、直射日光を避けた場所で使用することで、退色をおさえることができます。日の当たるところで保管していると、キラキラしてとてもきれいなのですが、紫外線で花材が色あせてしまいます。
同様の理由で、高温多湿になる場所も避けるようにしましょう。
また、瓶のふたを開けないことも大切です。
自分でハーバリウムを作る場合は、作るときに瓶の洗浄と消毒をしっかりするようにしましょう。水分があると寿命を縮めるので、しっかりと乾燥もさせることも必要です。
オイルはベビーオイルなどを使っても作れますが、長く保管したいなら、ハーバリウム専用のオイルを使うようにしましょう。
そうすることで、色落ちを防ぐことができます。
また、ハーバリウムを作るときに使う、ドライフラワーとブリザーブドフラワーの寿命を気にするのもポイントです。
ドライフラワーの寿命は3ヶ月程度、ブリザーブドフラワーは約3~5年となっています。なるべく新鮮な、ドライフラワーやブリザーブドフラワーを使うことで、ハーバリウムを永く楽しめますよ。
花材のドライフラワーの保存方法にも気を付けるといいでしょう。ドライフラワーは、湿気と日光に弱いので、注意が必要です。
おすすめの保管方法は、引き出し式の衣装ケース&湿気取り剤です。
ふた式の衣装ケースだと、たくさん入ってしまうのでドライフラワーが崩れてしまうかもしれません。ですから、引きだし式の衣装ケースがいいでしょう。
そして、日の当たりにくいところに保管しましょうね。使うときには、花材にほこりがついていないかもチェックする必要があります。
ホコリがついたまま使用してしまうと、そこから花材が腐ってしまうこともあるので注意しましょうね。
まとめ
ハーバリウムは、3ヶ月~1年ほどの消費期限ですが、使っている花材やオイル、保存方法によって日持ちは変わってきます。
少しでも永く楽しむためには、直射日光に当てないようにするなど、使用方法に注意する必要があります。
一番オススメの飾り場所は、トイレともいわれているんですよ。
なるほど、生花だと水の交換が大変だし、ドライフラワーだとホコリをかぶっちゃう感じがして、私もなかなかトイレにお花を飾れずにいたのですが、ハーバリウムだと、その心配がなくて長く美しい姿を保ってくれそうですね。トイレにはあまり直射日光も当たらないですし^^
ハーバリウムを自分で作る場合には、瓶の洗浄と消毒をしっかりとしましょう。
また、瓶や中に入れる花材などに水分が残っているとカビや細菌の繁殖の原因になってしまい、悪くなってしまうことがあるので、きちんと水分をふき取り乾燥させてから瓶を使いましょうね。