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日陰のグランドカバー・サギゴケの増やし方と冬越しの方法も

サギゴケ冬越しの方法、病害虫

サギゴケは耐陰性がある植物なので、日陰のグランドカバーとして最適な植物です。

サギゴケは強健な植物でもあるので育てやすく、踏まれても耐えることができるため敷石や飛び石の間や園路の縁取りなどによく使われています。

明るい鮮やかな緑葉にシラサギに似た小花が咲き可愛らしい印象がありますが、どのように増やしていけばよいのでしょうか。

今回はサギゴケの増やし方や冬越しの方法、かかりやすい病害虫についてご紹介します。

目次

サギゴケの増やし方

サギゴケは冬に地上部は枯れて地下部が休眠状態で冬を越す宿根草です。春に再び生長する多年草ですので、植えっぱなしにして放っておくことで年々増えていきます。

繁殖力はある植物ですが、暴走するような増え方はしないので広がりすぎて大変、手が付けられないということはあまりありません。

邪魔な部分に出てきたら根から引き抜いて、サギゴケがまだあまり生えていないところに植えてあげると薄いところがなくきれいに広がっていきます。

サギゴケの増やし方としては、株分けで増やすのが簡単ですのでおすすめです。株分けで増やす時期は、寒い時期と暑い時期以外であればいつでも大丈夫です。その中でも、厳しい暑さが和らいできて彼岸花が咲く9月下旬ごろが一番適している時期です。

絡み合って這っている茎や葉をやさしくほどきながら、株を分けてサギゴケが薄いところに植え付けていきましょう。

一度ポットにあげて根がしっかりとついてから植え替えるのが失敗しにくい方法ですが、そのまま湿り気のある所に植え付けてしまっても根はつくので大丈夫ですよ。

また、挿し芽で増やすこともできます。挿し芽で増やすときは、サギゴケを切って湿り気のある土に挿しておくだけで簡単に根付きます。

サギゴケの根は浅く抜きやすいので、挿し芽や株分けで増やしていき邪魔な部分は抜いて適切な場所に植えていくようにするとうまく広がっていきますよ。適度な切り戻しをすることで、広がりすぎずにきれいにサギゴケが増えていくので、切り戻しをおこなうようにしましょう。

どちらの増やし方で増やす場合でも、あまり神経質にならずに作業するのが良いでしょう。

サギゴケの冬越しの方法

サギゴケは常緑の植物で耐寒性がある程度あるので、暖地であれば冬も緑色のまま冬越しします。しかし、九州などの寒い地域だと地上部は茶色く枯れたようになることもあります。寒冷地では地上部が完全に落葉することもあります。

関東以南では常緑のままで冬越しができるでしょう。

冬になると霜や雪が積もりますが、基本放置のままで育てていて問題ありません。あまりに乾燥がひどい時には水やりをしてあげるようにしましょう。

冬は水やりを怠りがちになってしまうところですが、特に冬は乾燥しやすいので乾燥しすぎないように気を付け、水やりをするようにしましょう。

サギゴケは乾燥にさえ気を付けて管理していれば、冬も簡単に越すことができるとても育てやすい植物です。初心者の方にも育てやすく嬉しいですね。

ただし、冬には低温や霜により地上部が枯れたり茶色く成ってしまったりと、見栄えが悪くなってしまう場合もあります。

サギゴケの病害虫

サギゴケは湿地に自生し繁殖していく、雑草に近い丈夫な植物のため、病害虫はほとんど発生しないとても育てやすい植物です。

その中でもつきやすい害虫として挙げられるのは、ナメクジやアブラムシなどの害虫でしょう。

ナメクジもアブラムシも葉などを食害してしまいますが、ほとんどサギゴケにはつかないうえに、あまり問題にならない程度ですので、気にすることはないでしょう。

害虫が多くつくことなどはほとんどないため、薬剤などを散布する必要はないといえるでしょう。

サギゴケは病気には基本かからないので、こちらもほとんど心配しなくてもよいでしょう。

耐寒性もあり冬を超えることができ、踏みしめにもある程度は強く、病害虫も付きにくいとても育てやすい植物ですので、初心者の方でもグランドカバープランツとして育てやすい植物といえるでしょう。

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まとめ

サギゴケは日陰のグランドカバーとして最適な植物で、放っておくだけで広がって増えていきます。自分で増やしたいというときには、株分けや挿し芽などで簡単に増やすことができます。

サギゴケの根は浅く抜きやすいので、株分けが一番簡単にできるのでおすすめ!

一度ポットにあげてから植え付けると、失敗しにくいのですが、そのまま湿り気のある場所に植え付けてしまっても大丈夫です。

病害虫にもかかりにくく、たまに害虫がついてしまったとしても薬剤を散布するなどの対応をしなくていい場合がほとんど。

サギゴケは薬剤をまきたくない場合や、虫が苦手な方でも育てやすいといえますね。

冬も乾燥にさえ気を付けていれば簡単に越すことができるので、ぜひグランドカバープランツとして、サギゴケやムラサキサギゴケを育ててみるのも良いのではないでしょうか。

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